足立区の幻の名物文化フライ
記事作成のために「足立区の名物って何があるんだろう」ということで、調査や聞き込みを行っていた時のこと、文化フライというものがあると耳にしました
文化フライ?なんだそれ?聞いたことないぞ?
ということでさらに調査開始です
文化フライなるものはしっかりWIKIPEDIAの足立区のページにも、足立区役所にも記載がありました
意外と文化フライ紹介の記事があったり結構有名なのかもしれません
しかしながら筆者は認識していなかったですし、知らない人も多いのでは?
今でも食べられる場所はあるのか?どんな味なのか?
気になりますね
調べていると
「昔は屋台にあった」
「アド街でも紹介された」という情報を得ることに成功
アド街の放送回は手に入れられませんでしたが、さらに調べてみると
「赤門寺(勝専寺)の閻魔開きの縁日で売られていた」
「昭和30〜40年ごろ足立区の子どもたちに大人気だった食べ物」
「よく練った小麦粉を小判型にし、パン粉をまぶして揚げたもの」
「中には具は入っていない」
「ソースをたっぷりとかけて食べる」
「考案者はレシピを譲ることなくすでに他界されている」
残念ですね。昔のレシピではもう食べることができないようです
しかしながら今でも再現して提供しているお店があることを発見
今でも文化フライが食べられる世界唯一のお店「コウゲツ」さん
この伝説の「文化フライ」、世界で唯一食べることができるお店が、北千住にあるお好み焼き・もんじゃ焼き店の「コウゲツ(宏月)」さん
お好み焼きのお店で食べられるんですね
しかもなんとなく作ってるとかではなく本気です。本気で再現してくれたようです
コウゲツさんは、長谷川商店から文化フライを長年仕入れていたこともあり、店主の熱い想いもあって、舌を頼りに研究に研究を重ねた文化フライの「復刻版」を完成させたそうです
その味は、文化フライ研究家も太鼓判を押す味で、同店の看板メニューのひとつ
文化フライを食べていた人も納得する味だそうなので、再現度は相当高いものと考えます
コウゲツさんがあるのは北千住
スペインバルCabanaさんの隣
店名 | コウゲツsince1978 (宏月) |
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ジャンル | お好み焼き、もんじゃ焼き、鉄板焼き |
電話 | 03-3870-6074 |
住所 | 東京都足立区千住3-68 大きな地図を見る 周辺のお店を探す |
交通手段 | JR・地下鉄北千住駅 西口より徒歩3分北千住駅から252m |
どんな味なんでしょう
記事にした時点ではまだ食していないので、無責任なことは言えませんが、大まかなレシピをみると
少し甘いよく練った小麦粉にパン粉を付けて揚げる
中身は何もなし
という情報
ん?なんか食べたことあるような気がする。。
ある食べ物が思いつきます
カレーパンやハムカツのガワです
カレーなしカレーパンやハムなしハムカツのレシピとすごく似てます
カレーパンは少し甘めな生地にパン粉をまぶしてしっかり揚げたものですから、味も似ているのではないかと想像しています
もう少し固めの記事だったらハムカツですね
もちろん甘さの加減や砂糖の種類、特製ソース、生地の水分量などで味のニュアンスは変わるでしょうから一概には言えませんし、醗酵させて膨らませていないようですので、カレーパンの生地より密度が濃いものになるとは思いますから、ハムなしハムカツの方が近いようですね
追記ーコメントを頂いた内容だと
ハムのないハムカツに似ているとのことですから、フライ物の衣を甘く味付けたもののニュアンスですね
「なんだよ。食べてないのに勝手なこと言うなよ!!」というお怒りの声も聞こえてきそうですが、この記事は文化フライに興味を持ってもらうことが目的なのでご理解ください。というか見ていただいた方も昔の時代に想いを馳せながら是非味の想像をしてもらえたらうれしいです
最後に
最後に実際に屋台で出されていた文化フライを食べたという方のコメントを記載します
「赤門寺(勝専寺)の閻魔開きの縁日で、10~20円程度で売られていたものを食べていました。当時の駄菓子が1〜2円で買えたので、ちょっと高めでした。なので、縁日でしか食べられない特別感がありました。実は、味はあまり覚えていません(笑)。でも、ソースの香りが鼻腔をくすぐるのは印象に残っています。たこ焼きや藤田焼きなどの粉ものは当時もありましたが、“フライ”の出店は珍しかったので、子どもたちの目を引いていました」
とのこと、物価に時代を感じますし、新しく出てきた未知の食べ物にわくわくした子供たちの興奮が伝わってくるようです
古くから足立区の方に愛されてきた知る人ぞ知るB級グルメ
これはどんな味がするのか確認せずにはいられませんので、コロナが落ち着いたらソッコーで来店してみたいと思います
最後までお読みいただきありがとうございました
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