楽天モバイルを片手に足立区100か所のスピードテストでわかった本当のこと
安さだけではなく通信環境や使用感を記載しております
少し長いですが、楽天モバイルが使えるかどうかを徹底して解説しておりますのでご容赦ください
楽天モバイルは足立区でどの程度使えるか?
結論 楽天モバイルは足立区内でかなり使えます!
足立区では地上ではほぼ100%の地域で利用することができ、一年間ゼロ円のキャンペーンを利用することでスマホ代金を大幅に安くすることができます
実際に契約してから10か月間一度も楽天モバイルから請求は来ていません
利用開始した2020年5月の頃より圧倒的に電波状況は良くなっています
以前は接続中に切断されるような通信速度になることもありましたが、そういった電波が遅い状況は無くなりました
足立区はこのピンクの楽天回線利用可能地域として全く問題なく使用できる地域です
(青で囲んである部分が足立区)
筆者はdocomoを15年以上利用してきたdocomoユーザーです。
2020年6月頃に楽天モバイルを契約し、楽天モバイルとdocomoの2回線を利用しております
ですので本記事の比較対象は主にdocomoとの比較ということになります
足立区だけではなく東京300か所以上の楽天回線スピードテストを行った結果、感じたことをまとめました。
以下は楽天モバイルの回線が不便なく使えるのか?ということのメリットデメリットを解説してまいります
楽天モバイルの回線状況
このピンク色の地域と実際の使用感はほぼ一致していると思います。
しかしながら、ずっと接続したまま移動していたりすると時折速度が遅くなったりする場合があります
些細なもので、通信制限を喰らった時のような遅さにはなりませんが、動画再生を再読み込みで止まったりすることがあるのは事実で使用の仕方で不便を感じることがあると思います
移動せずに屋内などで利用する場合は快適な回線となることが多く、使用感に不便は一切感じません
車、電車などで常に最適な通信を希望する場合は楽天モバイルは勧めません
しかしながら、費用を格段に抑えられますし、平日の昼間に関しては
足立区では99%以上の地域では問題なく使用でき、それ以外の通信可能地域では95%以上の通信状態のように感じました
→2021年2月現在、docomoと比べて差異がない程度まで電波状況は良くなっています
足立区内測定結果
地域 | 測定結果 |
北千住 | 30-45MBPS |
綾瀬 | 30-35MBPS |
北綾瀬 | 30-40MBPS |
竹ノ塚 | 30-45MBPS |
一ツ家 | 28-50MBPS |
梅島 | 25-40MBPS |
西新井 | 30-35MBPS |
舎人 | 30-40MBPS |
鹿浜 | 35-40MBPS |
江北 | 25-35MBPS |
宮城 | 30-40MBPS |
新田 | 30-35MBPS |
荒川土手 | 30-50MBPS |
計測は2020年12月頃
常時10-20MBPSあれば通常の通信は問題ない状態です
au回線に接続されるほどの電波ではなく楽天回線を維持できる程度の地域が大半です
※楽天モバイルは回線速度が遅くなると勝手にau回線につながります
その際の利用可能容量は5Gまで、それ以上快適通信をしたければ追加料金発生
基地局の数と電波の距離≪基地局一つの電波の範囲は半径1キロ≫
まだまだ基地局の数が少ない楽天モバイルですが、関東などの人口密集地域への展開を中心に来年2021年3月までに人口カバー率70%を目指しているようで、足立区では200基以上の基地局を設置しているようです(2021年1月時点発表)
一つの基地局から発信する電波は
半径1キロほどしかないためまだまだ多くの基地局が必要となります
基地局(アンテナ)からの電波の届く距離につきましては下記を参照ください
回線速度が遅い場所
東京23区で300回以上測定をしましたが(2020年11月現在)、使用に問題あると思う区は3か所
足立区内の地上では特に不便を感じるスピードテストの結果はありませんでした
不便を感じたその区は大田区、品川区、新宿区
蒲田の手前から品川までの間ほかの地域と比べると明らかに電波状況がよくない気がします
あとは国立競技場近くの千駄ヶ谷周辺
筆者が測定したときがたまたまの可能性もありますし、至る所に電波の弱いスポットが点在している可能性があり、同様の結果が多くの地域であるとは思いますが、上記地域は複数回測定してもほかの場所と比べてもよいとは言えない結果に
おそらく基地局の狭間に入ってしまったか、測定時に多くの人が接続していることで回線速度が極端に遅くなったと考えます
下記記事に詳細は記載しております(別サイトになりますが、筆者が運営しているサイトになります)
まだサービスを開始したばかりの楽天モバイルですので、今後改善される今より悪くなることはないという前提でしたらよいのかもしれませんが、新規契約者が増え回線速度がこれより下がる可能性があるのならばお住まいの地域や職場の電波状況を見極める必要があるかと思います
どういう状況で電波が弱くなるか
楽天モバイルのアンテナや電波の実際の仕組みは分かり得ませんが移動しながらずっと電波測定をし続けていると見えてくることがあります
高いビル群
都心は電波が良いと思う方も多いと思いますが、実際私もそう思っていました
ですが、いざ使ってみると高いビルが多い都心などでは概ね電波は良いですが、ところどころ電波が弱くなる場所が多々あるということ、使用の際そんなに不便には思いませんが20~50mbpsのところが多く時折15mbpsを下回る場合もあります
高いビルのせいで楽天モバイルの電波が届かない場所ところが出やすいのではないかと思います
オフィスなどでの使用を念頭に置いている場合は一度楽天端末でチェックすることも必要かもしれません
時間帯により回線速度は変わる
時間帯により回線速度は変わります
当然ですね利用者が多い午前中や夜などは回線が混むため比較的混みやすい状況になり、結果回線速度が遅くなります
体感としましては混雑時間帯の回線速度は20%ほどの落ち込みがあるようです
実際の使用感はほぼほぼ変わらないと考えますが、動画などの大容量の通信をする場合動作が遅くなることがあります
住宅街では夜や週末、オフィス地域だと昼間
というように回線が混雑する時間帯は場所により変わります
筆者の場合は楽天のGALAXY a7 を使いパソコンを含む6つの端末をデザリングしています(GALAXY A7は10台まで接続可能)
我が家のネット環境は楽天モバイルのみで構築していますが、平日はストレスなく通信することができています
このブログを記載するためのノートパソコンもdocomoSIMのスマホもHA-WEIのタブレットも、ipadもすべて楽天の一つの回線も使っています
職場には光ケーブルを引いていますが、自宅などの軽い通信でしたら問題ないでしょう
私の自宅は30mbps~50mbpsの数値を常時出していますが、この環境だと問題なく使えます
週末や夜時間帯などこの数値を下回ることもあり、動画再生時に稀に不便を感じることがあります
費用が安いことで目をつぶれる範囲のものになります
電車や地下鉄の使用感
電車や車に乗りながらの測定の場合、基本的に屋外の回線速度と何ら変わりがないと思います
アンテナ切り替えにより速度が低下するかと思いましたが、気づいたことはありません(地上)
ただ地下鉄だけは違いますね、地下に入った途端つながらなくなる場所が多く、今まで大手キャリアのスマホなどを使っていた方はつながらなさにびっくりするでしょう
繁華街の喫茶店、飲食店、パチンコ屋、駅構内などでも地下はつながらないと考えておいたほうがいいでしょう
地下使用は想定しないほうが良いと思います
ほかの利用者の話でも地下は弱いとよく聞きます
1年後にこの地下空間の弱さを改善できていることを願っています
→2021年2月現在
上記の記事の状況よりだいぶ改善しています
しかしながら地下鉄などでは利用できない場所もあり、大手3キャリアよりはまだ劣るのは否めません
土曜、日曜、祝日
これはオフィス街と違って住宅街では影響あると思います
平日は問題なく使えていたのに急に回線が遅くなることがしばしば、特に夕方以降
平日でも夕方から深夜にかけては回線速度が遅いことがあるのですが、休日だと家に人がいて回線を使用しているのでしょう
我が家は足立区と北区の境目あたりですが繁華街からは離れているザ住宅街ですのでこの影響は多分に受けてしまいます
au回線への自動接続
楽天モバイル一番の問題点は回線速度が規定より遅くなると勝手にau回線につながれてしまうということ
au回線へ繋がなくするということもできないし、au回線になったら連絡が来るということもありません
ここのところ楽天エリア外には出ていないのですがいつの間にかau回線につながっていたのでしょう
都内しか移動していませんが、5ギガ使えるau回線の使用が確認されました
こまめに回線チェックをしていたのですがどこでau回線を使ったのかは謎です
おそらく大田区の調査でうろうろしていた時に勝手にau接続してしまったか、地下に行ったときのどちらかだと思いますが、地上より確かに地下は利用できないところのほうが多い気がするので地下鉄などの利用が多い方は確認したほうが良いとおもいます
後日地下鉄でどうなるかの検証記事を載せますのでお待ちください
勝手に0.2ギガ使われてますね
まあ都内をこれだけ通信しながら練り歩いて、半月で0.2ギガの接続だとしたら上出来ではないでしょうか
せめてau回線に接続しましたよってポップアップなどで連絡があるとほんと良いのですが
現状ではそのような設定はないようです
スマホの上の部分にどの回線を利用しているか表示がありますので、気が付く方は気が付くと思います
かなり使えるデータ制限モード
データ制限モードは便利
楽天モバイルを利用している方で、これは知らないと損するかもしれません
MY楽天モバイルから一つで設定できます
何かというと「設定中は5ギガあるAU回線利用を制限することができる」のです
具体的に言うと設定中はAU回線につながることがあるが、通信速度を1MBPSに落とす通信をすることで、5ギガの回線利用容量は一切減らないという
なんともすごく素敵なことができるサービスです
言ってみれば多くの方が経験したことがあるであろう、月末の通信制限と同じ回線速度になってしまいますが、1MBPSあれば最低限のメールやライン、ある程度のアプリやゲームも利用することができます
これを使うことで5ギガのAU回線の容量を残すことができ、いつでも解除することができます
うまく利用することで月末にパケ死するということもなさそうです
この機能はだいぶすごいです
楽天モバイルを使ってすごく感心した機能でした
動画などの高負荷アクション
普通にWEBページを見ているより、動画を見ているほうが回線速度が少ないと止まってしまったり切断されてしまったりすることがあると思います
筆者もスマホでYOUTUBEなどを見ますが、楽天モバイル回線にしてから止まってしまったりすることが確認されました
よく10秒早送りを連打して動画を見ていることがありますが、早送りをした際にグルグル再生停止になってしまうことが、以前のdocomo回線の時より多く感じることがあります。
⇒11月現在基地局が増えたのか、6月よりこういった動画の途中停止は明らかに減りました
動画などの高負荷サービスを利用する場合は実際の使用感を確認してからのほうが良いかもしれませんね
PR現在楽天モバイルはポイント還元セール実施中です
還元ポイントが25000円と本体代金より多いポイントが返ってくる機種が複数あります
現在終了日時の発表はございませんので、終了前までにスマホ買い替えを予定している方は是非ご検討ください
また冒頭でも記載しましたが4月7日で一年無料キャンペーンが終了してしまいます
ですのであと3週間ほどの期間しかありませんので、迷っていらっしゃるなら新規でSIMだけでも契約するというのが正解かもしれません
筆者は毎月のスマホ代が8000円以上かかっていたのが、楽天モバイルとdocomoを併用することで2000円程度まで抑えることができています
(楽天モバイル+docomoの一番安いプラン)
契約を検討されている場合は早い段階で申し込むことをお勧めします
まとめ
大きな建物の立ち並ぶ地域、夜の時間帯、土日祝日、地下街、および地下鉄といった環境では大手キャリアと比べるとだいぶ劣等生のようです
特に使用していて不便だと思うのは地下の環境と土日などの回線の遅さです
土日はau回線につながるということはないと思いますが、地下だと頻繁にau回線につながるのではないかと考えます
無料で使えるau回線は5ギガ分しかないので貴重です
大手SIMなどを解約して楽天モバイルSIMのみで通信を考えている場合
結局利用できない場所が多いため今までの感覚での利用は厳しいと言わざるを得ないでしょう
おすすめは自宅のWIFI環境にするために楽天SIMを契約するということ
これでしたらコスパの良さから非常に重宝すると思います
それかメインのスマホの契約を一番安いものなどに変えて、楽天モバイルを2台目もしくはポケットWi-Fi用(デザリング用)として持つなどは非常に効果的なのではないかと考えます
一年の間にどの程度改善されるか期待を込めて見守りたいと思います
今でしたらキャンペーン中ですので、機種代もポイントでまるまる還元するような大盤振舞をしてくれてますし、(※機種によります)何より一年間無料ですので加入するなら今がお得かなと考えます
長文でしたが最後までお付き合いいただきましたありがとうございました
専門家ではございませんが、使用感などお答えすることができますので質問もお受けしています
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